錆びゆく黄金の檻に祈る琥珀の聖女
The Amber Saint Praying in the Rusting Golden Cage
キャラクタープロフィール:
名前:セレスタ・アンティーク・ドール(Celesta Antique Doll)
種族: 自動人形(オートマタ)に転生した古代エルフの魂
物語の背景:
かつて栄華を極めたが、謎の疫病「灰の病」によって滅びた「黄金樹の王国」の最後の王女。彼女は死の間際、王国の最高魔導師によってその魂を精巧なアンティーク・ドールに移された。しかし、長い年月と共に人形の身体にも「錆びつき」という名の老いが忍び寄っている。彼女が住むのは、時間が止まった廃墟の時計塔。そこでは、歯車の音だけが響き、彼女の世話をするのは、ネジ巻き式の小さなドラゴン「チックタック」だけ。彼女の願いは、完全に身体が動かなくなる前に、かつて愛した騎士の生まれ変わりを見つけ出し、自分の魂を解放してもらうこと。その瞳は、霞んでいく視界の向こうに、微かな希望の光を探し続けている。
物語的絵画詩:
秒針が止まった 埃っぽい午後の光の中で
私は軋む関節を撫でながら 窓の外を見上げる
空を泳ぐのは 金属の鱗を持つ巨大な空鯨(スカイ・ホエール)たち
私の肌は ひび割れた陶器と くすんだ真鍮の色
かつて風に靡いた金髪も 今は重たい装飾品
「美しいまま永遠に」と 父王は願ったけれど
痛みを感じないこの身体は 冷たい牢獄でしかない
肩に止まる機械仕掛けの竜が 小さく喉を鳴らす
「まだ動けるかい?」と 心配そうに
大丈夫 私の胸の奥にある魔石(ハート)は
まだ赤く 熱く 脈打っているから
記憶の底から蘇る あの日の森の緑と
約束を交わした あなたの温かい掌
錆びついた指先を組み 私は今日も祈りを捧げる
どうか この歯車が完全に停止するその瞬間に
あなたの優しい声が 聞こえますように
制作イメージ:
長い時を経て塗装が剥落し、朽ちていく絵画のような質感をデジタル加工で表現し、退廃的な美しさと、永遠の時を生きる少女の孤独や哀愁をアンティーク調の色彩で描きました。
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