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森の妖精、語る木々
いたずら好きの小さな影
優しさと勇気を胸に
進む道は花で満ちる
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魔法の国フローラリアに元気な少女がいました。
彼女の名前はネイラ、髪の先端はまるでレースのように繊細で、光を受けて蝶の羽のように輝いていました。
いつも彼女のまわりには、小さな紫の花がふわりと咲き揺れています。
ネイラはフローラリアの王女で、魔法の力を学ぶ日々を送っていました。
でも、じっとしているのは苦手で、勉強よりも広い世界を冒険してみたいと夢見ていました。
ある日、王宮の図書館で 伝説の妖精の王国 のことが書かれた古い本を見つけます。
花々で満たされたその楽園は、ずっと昔に消えたとされていました。
「本当に消えたの? もしかしたら、まだどこかに…」
ネイラは、妖精の王国を探す旅に出ることを決意します。
秘密の魔法の杖を持ち、小さな青い鳥のティトを肩に乗せて、王宮をこっそり抜け出しました。
旅の途中、ネイラは おしゃべり好きな森の妖精、いたずら好きのトカゲ、知恵を授ける老いた大樹など、ふしぎな仲間と出会います。
彼らは、妖精の王国へ続く道や、隠された危険について教えてくれました。
ついにたどり着いた妖精の王国。
しかし、そこには恐ろしい魔法使いが待ち構えていました。
魔法使いは王国を支配しようとし、妖精たちは囚われの身に。
ネイラは、勇気と知恵をふりしぼり、魔法を駆使して妖精たちを救おうと立ち上がります。
ネイラは、妖精の王国を支配しようとする 邪悪な魔法使いに立ち向かいました。
魔法使いの影の力は強く、王国の花々はしおれ、妖精たちは輝きを失っていました。
しかし、ネイラは決して諦めませんでした。
「私は、あなたの闇に負けたりしない!」
ネイラは 魔法の杖 を握りしめると、紫の花々がふわりと彼女の周りに咲き誇りました。
その花は、彼女が旅の中で出会った仲間たちの 優しさや勇気の想い から生まれたものだったのです。
彼女が心を込めて魔法を唱えると、花々はまばゆい光を放ち、王国全体を包み込みました。
その光は、妖精たちに力を取り戻し、魔法使いの闇を少しずつ打ち払っていきます。
「そんなはずは…!」と叫ぶ魔法使いの姿は、やがて影となって消え去りました。
王国に再び 美しい花々が咲き誇り、妖精たちの笑顔が戻った とき、ネイラは静かに微笑みました。
「本当に大切なものは、魔法の力だけじゃない。信じる心と仲間たちの絆が、奇跡を生むんだ。」
妖精の女王はネイラの勇気を称え、「花の守護者」の称号を授けました。
そして、彼女が望むなら王国に留まってもよいと言いました。
しかしネイラは、やさしく首を振りました。
「私はまだ、知らない世界を旅してみたい。もっとたくさんの物語を見つけたいの。」
妖精たちに見送られながら、ネイラと小さな青い鳥ティトは再び旅へと出発しました。
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