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Mystique in Bloom #360: 紫苑の女神と永遠の庭園 / The Goddess of Twilight and the Eternal Oasis

***

紫苑の風に耳を澄ませ

星のような花が囁く命の歌

燃ゆる光は女神の祈り

消えぬ想いが庭を守る

夜空を映すその瞳

紫の炎は永遠の証

彼女は花に溶け、風に舞い

生命の鼓動と共に息づく

***

その昔、まだ人と神々が近しく共存していた時代、世界の中心には「永遠の庭園」と呼ばれる神聖な地が存在していた。

そこは生命の根源たる紫苑の花々が無数に咲き誇り、その花びらは夜空の星々よりも輝いていたという。

この庭園を守護するのが、紫苑の女神――セリシアであった。

彼女は人間の形を取るものの、純粋なる魔法そのものでできており、肌は夜露に濡れた花びらのように繊細で、その瞳には星々が宿ると言われている。

ある日、世界を脅かす破壊の神・カラザールが庭園に侵入した。

カラザールはこの紫苑の花々を全て枯らし、生命の源を断つことで世界を支配しようと企んでいた。

しかし、セリシアはこの庭園を守るため、自らの命をもって立ち向かうことを決意する。

「紫苑は私の心。これを枯らさせはしない」

セリシアは庭園の花々と力を一つにし、その魔力で周囲を紫の光で満たした。

その光はあまりにも神秘的で、侵略者でさえその美しさに一瞬心を奪われたと言われている。

しかし、戦いは苛烈を極め、セリシアの体からは次第に力が失われていった。

彼女の足元に咲く花々もまた、その命を削りながら彼女を支え続けた。

ついには彼女と花々の魔力が頂点に達し、庭園全体が紫の炎となってカラザールを焼き尽くした。

戦いが終わり、庭園には静寂が戻った。

しかし、セリシアの姿はどこにも見当たらなかった。

伝説によれば、彼女の魂は花々の中に溶け込み、今もなお庭園を守り続けているという。

その証拠に、夜になると紫苑の花々が微かに光り、女神がまだこの地にいることを囁くように風が流れる。

人々はこの庭園を「セリシアの祈り」と呼び、訪れるたびに彼女の犠牲を称えた。紫苑の女神は世界に生命を与え続ける存在として、永遠に語り継がれる神話となったのだった。

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