星の海を泳ぐ燐光の乙女
The Maiden of Phosphorescence Swimming in the Starry Sea
プロフィール
名前：マリーナ・ルミリス（Marina Lumilis）
種族： 星海（せいかい）の住人 ／ 魂の灯し手
物語の背景
宇宙の果てと深海の底が繋がる場所「天蓋の海」に住む少女。彼女の髪や肌は、周囲の闇を吸い込み、柔らかな青緑色の光として放出している。頭に咲く発光花は、宇宙の電波を受信して微かに振動し、遠い星々の歌を彼女に聞かせる。彼女の手の中にいるのは、寿命を終えて海へと落ちてきた「星の魂（スター・ジェリー）」。彼女はこれらに自身の生命力を分け与え、再び空へと還す役目を担っている。彼女が瞬きをするたびに、また一つ新しい星が夜空に誕生するという。
絵画詩
重力のない 静寂の青い揺り籠で
私は 光の鼓動を手に包む
冷たい闇の底でも 命はこんなに温かい
頭上で咲く花は 遠い銀河のアンテナ
幾億年の孤独な歌を 私に教えてくれる
「寂しくないよ」と 小さなクラゲが光って答える
ここは空であって 海である場所
境界線は溶け合い 私もまた透明になる
指先から溢れる 淡いネオンの祈り
さあ 還りなさい
もう一度 あの高い場所へ
あなたが放つ輝きが 誰かの夜道を照らすまで
私はここで あなたを見送り続けよう
永遠に明けない この美しい深淵から
制作イメージ
深海生物の発光現象（バイオルミネッセンス）と宇宙の神秘性を掛け合わせ、闇の中に浮かび上がる幻想的な光の美しさと透明感を表現しました。
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